酔話§酒呑み事始め[Ⅴ]性質のいい酒呑み

[承前]

たぶん――年齢を重ねたこともあるが――酒呑みとしては実に真っ当
な来し方であると一人勝手に思っている。

まずもって他人様の手を煩わせるような、そんなご迷惑をお掛けした
ということは極めて少ない。まったくなかったとか、そんなことはな
いことくらいは身に覚えがあるので否定することではない。もちろん
同居人には頭が上がらない。

それに、そもそもヤケザケというものの類を呑んだことがない。お酒
を呑む時は虚心坦懐に“おいしく気分よく”呑むということを心掛け
ているのだ。それは本格的に呑みだした頃から一貫して変わってはい
ない。考えてみれば幸せなことである。

お酒だって呑んで幸せになってほしいと思っているだろうし、間違っ
ても“気*い水”として呑むはずなどもない。そんな呑み方をしては
お酒に対して申し訳が立たないではないか。

というわけで我が酒呑みの半生を軽く“反省”してみたわけである。
                             [了]

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