奏話§SKDとザンデルリンクのブラームス

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思い立って、ザンデルリンクがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮
したブラームスの交響曲全集を買った。我が家にはベームとヴァント
の全集がある。

他にクライバーの4番だとかハーディングの3、4番で我が家のブラ
ームス交響曲のラインナップとなる。

早速に交響曲1番を聴いてみた。おお・・・何というたっぷりとした
テンポだろう。これくらい腰が据わっていないとブラームスだと感じ
ないというのは先入観のなせる技なのだが、せかせかとしたテンポの
ヴァント盤が気に入らないのだからしかたがない。こっちのほうが明
らかに好みである。

録音であれこれ言うのもなのだが、とにかくたっぷりと、しかもよく
鳴っているのに下品に陥ることなどない。

おっと見直したのは、一番聴く回数の少ない3番である。特に終楽章
だが、何というか“男らしい”演奏なのである。一番センチメンタル
な度合いが濃厚だと思っていた3番に、こういう演奏があったのかと
ちょっとびっくりして聴き通してしまった。

欲を言えば2番とか4番のテンポはいささか緩慢に感じられて、もう
少し音楽が進んでくれればとも思ったりしたが、それは些細な不満で
しかなく、我が限られたCDラックのスペースを見やりつつ、ヴァン
トのブラームス全集はお引き取りしてもらうということを決めたので
ある。

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