療話§お医者さんの往診

小学生くらいまでは、冬になるとしょっちゅう風邪をひいては熱を出
していた。

ありがたいことに“かかりつけ”のお医者さんが我が家まで往診に来
てくれた。しかも運転手付きの車に乗ってくるのである。かっちりと
大きな黒いドクター鞄から器具を出し、診察して注射を一本というの
がお決まりの流れで、最後に往診をしてもらったのは小学校5年の秋
に、肺炎一歩手前で一週間寝込んだ時だったと思う。

そういえば幸運なことに大人になってそれほどの病気をしていない。
だから往診ということ自体を忘れていたりした。

もちろん病院の広告を見ると“往診”という文字が入っているのは、
多くはないけれどそこそこあったりする。だからけっこう往診をして
もらっているということなのだろうと想像するのである。

我が家の往診の場合は、そのお医者さんと何か懇意な仲だったりした
ということもあったのだとは思うが、それにしても気軽に来てくれて
いたように思う。

しかも、その当時我が家には電話なるものが引かれていなかったので
表の公衆電話まで歩いていって呼び出したりしていたということなの
だった。

子供の頃の風邪で寝込んだ余得はというと、往診後の夕食に近くの中
華料理屋からラーメンの出前を取ってくれたことだったりするのだ。

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