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zoom RSS 板話§六月大歌舞伎夜の部〜松本金太郎〜

<<   作成日時 : 2009/06/09 07:58   >>

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四代目松本金太郎初舞台の演目は『門出祝寿連獅子』というもの。途
中に口上を挟んでの上演である。

藤間齋から四代目松本金太郎と役者の名前に変わったところで、彼が
この先担う荷の重さがどんなものだろうかと思ってしまう。

昔、中村屋の勘太郎兄弟が鏡獅子を踊るという時に毛振りをするのに
子供の骨格で大丈夫なのかという話を読んだことがあったので、その
あたり4歳児というのはどうなのだろうか。

テレビで見ていると、自宅でも散々鏡獅子のお遊戯をしているようで
何というか“日頃の成果”が舞台で披露できたのではなかろうか。当
然ながら観客の100%は、両側で踊っている老獅子&父獅子には目
もくれず、ひたすら子獅子の、まさに“獅子奮迅”を見つめるのだ。

そりゃあもう本人にしてみれば念願の毛振りをさせてもらえるわけで
そこに歌舞伎界の深い深い思惑など存在するはずもない。

もちろん大人数人があれこれ語る口上などは、気もそぞろで時に睡魔
に襲われそうな目つきになったりするが、後見(錦吾)に尻を押されて
お辞儀をしたりと……実のところは操り人形なのである。それをでき
るだけ本人の意志であるかのようにさり気なく仕向けていく仕掛けな
のだ。

思い起こせば、同居人と初めて歌舞伎座で観た舞台が1981年。先代の
松本幸四郎が白鸚を、染五郎が幸四郎を、金太郎が染五郎をそれぞれ
襲名した舞台だった。28年の時が流れ、高麗屋の世代の移り行きを見
ている不思議。

そして30年以上先の、たぶんおそらく金太郎が親獅子となって子獅子
を従えるという、そんな舞台を観ることは叶わないだろう。

その後の2演目についてはこちら

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