響話§『七つの封印を有する書』体験[Ⅰ]

Das Buch mit sieben Siegeln

今回の旅行前に演奏会の予定を調べていたら、バイエルン南西部アル
ゴイ地方のオットーボイレという田舎街の壮麗なバジリカでバイエ
ルン放送響のコンサートがあることを知った。

ミュンヘンでバイエルン放送響のコンサートがないかと思って調べて
いたら、何とも都合よくこういうところでコンサートが行なわれるの
であった。これまた絶妙なタイミングではないか。

……というところまではよかったが、演奏される曲目が20世紀のオー
ストリアの作曲家フランツ・シュミットが書いたオラトリオで、新約
聖書の『ヨハネによる黙示録』の中の『七つの封印を有する書』をテ
キストに使ったという何とも物々しい曲なのである。

中学校くらいまでプロテスタントの日曜学校に通っていた時のこと、
牧師さんの説教に飽きると新約聖書の最後にある『ヨハネによる黙示
録』を飽かず読んでいた。黙示録がキリスト教といかなる関係になる
のか、そんなこともわからず闇雲に読んでは不思議がっていたのだ。

7月に新日フィルが演奏するらしいのだが、日本での実演が4度目、
5度目とかという珍曲であり、しかも難曲なのだった。あわててCD
を買って予習を始めたが、これが摩訶不思議で訳若布な音楽。なかな
か耳に馴染んでくれないのだった。という状態のまま時は過ぎ……。
                            [続く]

付記:3月には、ドレスデン・シュターツカペレが演奏しているし、
この12月にはウィーンフィルがアーノンクールの指揮で3回、リンツ
でも演奏する予定である。“七つの封印”当たり年ということか。


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