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zoom RSS 僕話§カール・リヒターの遺産[下]

<<   作成日時 : 2009/06/30 07:45   >>

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[承前]

興味深かったことがいくつか。リヒター自身がアーノンクールとコン
ツェントゥスムジクスをミュンヘンに招聘していたということなどは
ちょっとというかかなり驚いた。

リヒターが古楽器演奏をどう捉えていたのか、そのあたりの詳しいこ
とはわからないが、どうやら完全否定であるようなことはなさそうで
ある。というか、考古的思想が強かろうが弱かろうが、バッハの音楽
を再現する時に、当時の楽器がどうであったかということを考察する
のは、仮にリヒターがモダン楽器での再現者であったとしても、当然
の姿勢だっただろう。

チューリヒ郊外にあるリヒターの終の棲家には、再現したと思しきチ
ェンバロなどが置かれている映像もあったので、そう考えるのが自然
なことだと思われるのだ。

クナッパーツブッシュがミュンヘンのオペラに提案したのは、リヒタ
ーに『パルジファル』の指揮をさせたらというものだった。これがも
し実現していたらどういう上演になっただろうと、なかなかイメージ
することは難しいのだが、宗教音楽家としてのリヒターならではの音
楽が展開していったことだろうと頓珍漢な想像をしている。

1981年に早い死が突然に訪れたが、文字通り粉骨砕身してバッハの音
楽にすべてを捧げてという人生だったのである。かく申す我が身自身
はというと、そんな彼の年齢をまもなく越える時が近づいている。

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