時話§数独をするウルトラマン(自称)

ウルトラマンが地球上で活動できる時間は3分間。

数独を解くのはもっぱら電車の中でのことだが、その集中力の持続時
間は、およそ30分ほどでしかない。特に激辛のレベル8~9に差し掛
かると、一問を解きあげるのに2時間くらいは必要になってしまう。
3分と30分の違いはあれど、要するにウルトラマンみたいなものだ。

それほどに込み入った問題をじーっと眺めていて、それで30分の間に
数字が一つも入らなかったりするのだ。できることといえば、ヒント
らしきものをメモ的に記入するくらいだが、それすら縦横を目配せし
て二つとか三つとか……。

さらに記入したヒントが確かなものかを考証するという作業もあるか
ら、30分などあっという間に経ってしまうのだ。……という作業でも
ってすっかり脳味噌がくだびれてしまい、数独本をかばんの中に戻し
て、座席でボーっと電車に揺られるのである。

それで、ふと右側の男性が読んでいる本に目が留まった。書店のカバ
ーがかかっているので書名はわからなかったが、ちらりと走り読みし
た文章の中に“ヤナーチェック”という文字が見えたので、ははーん
あの本だなとわかった。

ヤナーチェックという“キーワード”で、あの本だとわからせるヒン
トを書いてくれていたのは、この人

それにしても“売れている本”とは、このように身近なところにまで
読んでいる人がいるということなのである。

《数独のトピックス一覧》

この記事へのコメント

2009年06月03日 22:09
今朝の山手線車内だったら、「右側の男性」は私だったかもしれません(笑) 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を大急ぎで片づけて、ちょうど新作に取り掛かり始めたところです。「ヤナーチェック」の登場が冒頭部分だけではないのが、さらに驚きなのですが…。
電車の中の読書は、むやみと捗ってしまいます。
2009年06月03日 22:38
隣人氏はもうずいぶんと読み進んでいた感じでした。ページを繰るごとに“ヤナーチェック”が連呼されているなどとは思いませんでしたが、あまりのタイミングにおやおやと苦笑いw

M氏の著作は『1973年の~』一冊しか読んでいません。

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