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zoom RSS 拜話§バイロイト初詣[16]ワルキューレ<下>

<<   作成日時 : 2009/07/09 07:35   >>

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[承前]

祝祭劇場通いも三日目となり、劇場とその周辺の様子や観客としての
要領などもだいぶ呑み込めてきた、気がする。例えば平土間の席に座
る時のマナーである。間に通路がないので、中央に座る人は早めに入
場しておくほうがよろしい。そうでないと、既に席についている人達
に“ぱるどん”とか何とか言いながら前進しなくてはならないのだ。

そうなった場合、皆様がたに背を向けて進むのは好ましくなく、相対
して愛想を振りまきながら自分の席に向かうのである。

……閑話休題……

『ワルキューレ』でブリュンヒルデを歌ったのはデボラ・ポラスキー
だった。彼女は1988年の新演出の年にブリュンヒルデを歌ったが、好
ましい結果を出すことができず、89年と90年はバイロイトの舞台に立
つことはなかった。それが、この年『ワルキューレ』だけブリュンヒ
ルデを歌うということで復活を果たしたのだった。

確かにFMで聴いた記憶をたどると、一年目のポラスキーは自信を失
ってしまったような印象が残っている。彼女くらい恵まれた体躯をも
ってしてもワーグナーの主役を十全に歌いきるには、どれだけ肉体を
酷使することかと痛感したのである。

第三幕、ワルキューレの騎行の場面は建築現場の足場のようなものが
組まれて、そこをワルキューレ達が縦横に走り回りながら歌うパワフ
ルなものだった、そんなワルキューレの一人に片桐仁美が参加してい
たのも、何がなしうれしいことだった。

ブリュンヒルデが眠るのは、立方体の炎の箱の中。これが中空に浮か
んでいって音楽も終わった。……ふう、疲れはしたが満足度は高いぞ
っと。相変わらず祝祭劇場の音響がどういうものかわからないのだが
“音楽”の充実していることといったら。

日が明ければ『ジークフリート』との間の休日である。
                            [続く]

【去年の今日】弦話§クス・クァルテット〜紀尾井〜[T]

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