拜話§バイロイト初詣[31]ヴェローナ晩餐

[承前]

せっかくだから、それなりの店で晩飯をと『ナブッコ』の開演前を利
用して食事に行った。街を散歩していて目星をつけておいた店に行っ
たら満員だった。

その店の人が親切なことに、系列店だか知り合いの店だかを教えてく
れて行ってみると、その店もまた満員だったが、我々が“かくかくし
かじかで教えてもらったのだ”と言うと、これまた親切にも席を用意
してくれたのだ。

食べたものはトマトのパスタ一人前をシェアしてもらい、さっぱりと
した仔牛のカルパッチョをメインに、そして同居人は小蛸のトマト煮
とか何とかを食べて、いかにもなイタリア気分を楽しんだのである。

それにつけてもといつも思うことは“今だったらもう少し楽しむこと
ができるだろうに”ということで、それこそ時間をかけてメニューを
読んで注文するとか、あれやこれやが細々と対応することができるだ
ろうにとはまあ繰言なのであるが。

もっとも、今になってもレストランの類に入って食事をというのは苦
手で、ご覧の通りにビアガーデンのような外飯のほうがリラックスし
て気楽に食べているような気がする。

ただし、自分達のそんな“流儀”が形になるまでには、この後もう少
し経験を必要とするのだ。
                            [続く]

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