苦話§『もやしもん』第8巻~ビール~
登場してくる酵母だとか菌で遊んだことはあったが『もやしもん』の
本編を読むのは初めてということなのだ。要するに中身が全編“ビー
ル”に特化されてのお話ということで買ってみたのである。
感想だが、作者の取材が行き届いていて、ビールの創世記に始まって
各国のビールの違いなどもていねいに解説が加えられているのが吉。
ストーリーは、とある日本の地ビール醸造所をめぐって、某“農業”
大学の学生達が喧々諤々とした揚句、地ビール醸造所などと話をつけ
て“オクトーバーフェスト”を催してしまうというのがオチである。
そんなストーリの大きな核として、日本の地ビール事情があるのだが
これは、そもそも“そういう情報”だけで、だから日本の地ビールは
あかん! と思い込んでいたムトーという学生が“改心”するという
流れがあるわけだが、実は彼女が考えていたことと同様のことを、日
本の地ビールが立ち上がった頃に感じていたことだったりする。
ムトーと同じように……どうしてエールなのか、どうしてヴァイツェ
ンなのか、どうして……という金太郎飴状態に疑問を感じていたわけ
で、その当時に考えたのは“雨後の筍のように一斉に地ビールメーカ
ーがでてきた裏には、実は同じ根っこがあるんじゃないの”というこ
となのだった。
もちろん、そんな中にも独自性を発揮して自分達のビールを醸すとい
う醸造所も出てきているし、実際にこれはうまいという地ビールの一
つや二つくらい知ってはいるのだ。ではあるが8巻で指摘しているよ
うな状況もまた認識しているのである。
というあれやこれやを詰め込んだ『もやしもん』を楽しませてもらっ
たわけなのだ。さらに我が身を振り返ると、いつもにこにこしながら
ビールを呑んでいることに気がつくのだった。
追記:グラーシェなる表記が出てきたが、やっぱり“グーラッシュ”
と書いていただきたいとお節介を一つ。
追記(2):ミュンヘンのオクトーバーフェストの説明の中で“バイエ
ルンの醸造所のビールが集合する”というような記述があったが、基
本は“ミュンヘン市内のビール醸造所の祭り”だと思われる。
《ビールのトピックス一覧》
本編を読むのは初めてということなのだ。要するに中身が全編“ビー
ル”に特化されてのお話ということで買ってみたのである。
感想だが、作者の取材が行き届いていて、ビールの創世記に始まって
各国のビールの違いなどもていねいに解説が加えられているのが吉。
ストーリーは、とある日本の地ビール醸造所をめぐって、某“農業”
大学の学生達が喧々諤々とした揚句、地ビール醸造所などと話をつけ
て“オクトーバーフェスト”を催してしまうというのがオチである。
そんなストーリの大きな核として、日本の地ビール事情があるのだが
これは、そもそも“そういう情報”だけで、だから日本の地ビールは
あかん! と思い込んでいたムトーという学生が“改心”するという
流れがあるわけだが、実は彼女が考えていたことと同様のことを、日
本の地ビールが立ち上がった頃に感じていたことだったりする。
ムトーと同じように……どうしてエールなのか、どうしてヴァイツェ
ンなのか、どうして……という金太郎飴状態に疑問を感じていたわけ
で、その当時に考えたのは“雨後の筍のように一斉に地ビールメーカ
ーがでてきた裏には、実は同じ根っこがあるんじゃないの”というこ
となのだった。
もちろん、そんな中にも独自性を発揮して自分達のビールを醸すとい
う醸造所も出てきているし、実際にこれはうまいという地ビールの一
つや二つくらい知ってはいるのだ。ではあるが8巻で指摘しているよ
うな状況もまた認識しているのである。
というあれやこれやを詰め込んだ『もやしもん』を楽しませてもらっ
たわけなのだ。さらに我が身を振り返ると、いつもにこにこしながら
ビールを呑んでいることに気がつくのだった。
追記:グラーシェなる表記が出てきたが、やっぱり“グーラッシュ”
と書いていただきたいとお節介を一つ。
追記(2):ミュンヘンのオクトーバーフェストの説明の中で“バイエ
ルンの醸造所のビールが集合する”というような記述があったが、基
本は“ミュンヘン市内のビール醸造所の祭り”だと思われる。
《ビールのトピックス一覧》
この記事へのコメント
HIDAMARIさんはビールに造詣が深いんですね。私の場合元々ビールが苦手で、『もやしもん』を見ていろいろなビールを試してみようと思っているところです。
また遊びに来てください。では。
造詣などありはしませんてばw
もっぱらドイツ中心のビールをガブガブ呑みまくっているだけです。百の理屈より、それこそ“笑顔”でビールを呑むということが幸せということですなあ。ついでにおいしい肴はマスト!ですが。
どうぞ遠慮なくTBをどうぞ。
私もTBさせてもらいたかったのですが、エラーでできず、無念!
HIDAMARIさんのビールへの愛をひしひしと感じます。
素晴らしいです!
やっぱり夏はビールですね。
でも冬の鍋でビールも捨てがたい。
いやいや、春の花見にはビール。
しかし秋の味覚にビールは必須!
ということで1年中飲み続けてますね。いやはや。
ビールへの愛は・・・溢れるほどありますなあ。いつもいつも呑んでいる時は幸せだし。今日は休肝日でしたが、明日は……呑みますよw
もやしもんの話は多方より聞いているんですが、未だに読んでおりません(汗
おいしいビールを笑いながら楽しめる、そんな生活、うれしいものですね。