苔話§政権移行と有権者の成熟

だから時には“政権交代”が必要なのだと、国交省が高速道路無料化
による経済効果2.7兆円という試算を隠していたのがばれてしまっ
たことから思ったりしている。

政権末期の自民党は、官僚をうまく使いこなすという以前の低次元な
コントロールしかできていなかったのだろうと想像できる。あるいは
“阿吽の呼吸”で丸投げしていたりなのは間違いないだろう。

そういった“なれあい”が、結果的に現在の自民党の退潮をもたらし
たわけで、すべてはこれまでの政管の不徳であったのだ。もちろん、
そんな“なれあい”に対して手をこまねいていた、これまでの野党の
怠慢を責められる比率も小さくないのだが……。

第二次大戦後、アメリカによって日本にもたらされた“民主主義”は
60年このかた本来の機能を封印されてきたのだった。どのような力が
封印させたのかはわからない。たぶん外的要因が大きかったのだろう
と想像はできる。

ところがそんな外部からの心遣いをいいことに、この国は数十年の政
治パワーゲームを怠ったのではなかろうか。

というわけで、我々の民主主義はここからがスタートである。現政権
が気に食わなければ選挙で民意を発揮するまでということなのだ。た
だし、我々有権者も健全に成熟していかなくてはならない。まだまだ
我々自体が成熟しているわけではないのだ。

ひとたび政権の座から転がり落ちた自民党の狼狽は、新しい総裁の選
出すら覚束なくなっている。政権の座に就く民主党の面々は、その姿
を熟視しておくべきなのである。

【去年の今日】暇話§ブログの夏休み~総走行距離~

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック