壁話§東欧ドミノから20年<Ⅰ>はじめに

1989年という年が、いかに多くの出来事が世界中で起きたかと思うと
20世紀最後の“特異年”だったといえるだろう。

日本では、年明け早々に昭和天皇が崩御したことで昭和という年号に
ピリオドが打たれた。そのほかの様々な出来事についてはこちらを。
もちろん、いきなりドミノが始まったわけでもなくて、何年かの間、
積もりにに積もった歪みが一気に噴出した1989年だった。

我々は、このあたりに関するドキュメンタリーを何度も何度も見る機
会があった。そして1989年の秋、ハンガリーのオーストリア国境の街
ショプロンにおける“ピクニック”……ハンガリーに旅行していた東
ドイツ市民が、国境を越えてオーストリアに入国したのだ。

報道の多くが東欧の社会主義が傾いていることをアナウンスしていた
が、それでも西側の我々にしてみても、社会体制がくずれることなど
考えもしていなかった。それが一般人のレベルである。

ということから始めて20年前に見聞したことを何回かでまとめられる
だろうか。
                            [続く]

【去年の今日】週話§祝日短信~時差ボケの時差攻撃~

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