洒話§オックスフォードのボタンダウン

そういえばスーツを着る機会は少なくて、もっぱらブレザーだとか替
上着で済ませている。

ブレザーに合わせるシャツは当然というか、アメリカン・トラッドの
ボタンダウンである。それも番手数が大きい細めの糸で織られたのよ
りは、やや太目の糸で織られたオックスフォードのボタンダウンが昔
から好みだった。

最初にオックスフォード地のシャツを見たのは40年以上も前、中学で
2歳年長の人間がVANのボタンダウンを着ていたのだ。それまでに
なかったシャツの生地に、はなはだ大げさだが“心を奪われて”しま
った。それで、あのシャツを着てみたいものだなどと思ったものの、
当時の値段がまた壮絶なもので、とても手の届くような存在ではなか
ったのだ。

その後ようやくオックスフォードのボタンダウンを手に入れたのは、
あの時から10年は過ぎていたはずである。太目の糸で織られてはいる
が、着心地は別段の不満はない。むしろ細糸で織られた“普通”のシ
ャツのほうが頼りなく感じられるくらいである。

というわけでいまだにシャツといえばオックスフォードのボタンダウ
ンという流れが続いているのだ。

【去年の今日】憬話§このたびの旅[6]オリンピック中継

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