華話§台北悠遊[20]台北昨今道路事情

[承前]

台北の街を歩いていると、日本の街と異なることがたくさんあるのに
気がつく。そんなことを二つ三つ……。

台北の道路は広い。中心部はおよそ碁盤の目に区画整理されていて、
あえて日本の都市でというなら“名古屋”というのは乱暴だろうか。

その広い道路を渡るのだが、とても歩行者優先であるとは言えない。
渡っている最中であろうが、バイクや自動車が油断もスキもなく割り
込んでくる。それこそ歩行者達の間に少しでも隙間を見つけると、そ
こを巧みにすり抜けていってしまう。

だから日本で歩いているような感覚でいると、急に目の前をバイクが
横切っていってびっくりするということになる。とりあえず油断をし
てはいけないということなのだ。

一回目の旅でも戸惑ったことは、歩道の段差の激しさだった。台北の
広い通りでは建物の2階部分が歩道にせり出していて、いわばアーケ
ードの役割を果たしてくれている。にわか雨という時には助かるので
あるが、問題は歩道の段差である。

この国の建物や道路における権利関係はいったいどうなっているのか
と思うことが多々あって、所有者が建物の前の歩道部分についても整
備をしなくてはならないような感じがするのである。だから敷石など
もまちまちだし、建物と建物の境い目でいきなり戸惑うことになって
しまうのだ。

どうやら最近になって、歩道を平らにするという流れがでてきている
ようで、そんな工事をしている写真を見かけたりはしているのだが。

……という台北の街事情についてはもう一点書くことがある。
                            [続く]

【去年の今日】憬話§このたびの旅[25]ジークフリート<Ⅰ>

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