華話§台北悠遊[36]桃園から成田へ<上>

[承前]

定刻から少し遅れの9時ちょっと過ぎに桃園空港を離陸した全日空機
は、名残りに台湾島北部の風景を見下ろしつつ上昇を続けた。

アップグレードされたビジネスシートはもちろん快適である。これが
欧州行きだったらいいのになあなどと考えてしまう。それでまあ機内
サービスが始まったのだが、これが“下にも置かぬ”おもてなしなの
でありますよ。ドリンクサービスは言うに及ばず、食事のリクエスト
を聞く時も“○×様、お食事はどちらを?”などと、お名前を呼んで
くださるのであります。

そこまではいいのだが、CAのお嬢さんの敬語遣いにかなり違和感を
持ったのである。我々が“ありがとう”と言うと、CAはなぜか“と
んでもございません”と返すのである。最近は許容されているなどと
聞いているが、そもそもが“とんでもない”という成句で、正しくは
“とんでもないことでございます”と言わなくてはならない。

そうなると“とんでもない”という言葉を“ありがとう”に対する返
事として使うのは不適当であることがわかるではないか。

ありがとうに返すのだったら“どういたしまして”あるいは“恐れ入
ります”というあたりだと思うのですが、いかがでしょう?>ANA

朝早いフライトだったから――涙を飲んで――お酒を呑むのは控えま
したが、ああ・・・シャンパンの小瓶が orz 後ろへと去っていく~

……それでビジネスのお食事であるが、某有名女性料理家によるコン
セプトが謳い文句になっている……ほどのこともなかったのだった。
見た目は小ぎれいだが、そんなに凝らずとも普通の味付けの定番的な
料理――それこそ幕の内弁当的な――のようなもので十分だろうに。
                            [続く]

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