異話§オペラの経験 歌舞伎の経験

オペラと歌舞伎と……洋の東西の舞台娯楽を楽しんでいるわけだが、
やっぱり言葉の問題が大きいなあというのが実感である。

舞台上の言葉がということもあるが、何か調べものをしようと試みた
時、当然ながら歌舞伎関連の書籍は山ほどもあるが、オペラ関連の本
――翻訳されたものも日本人が書いたものも――が多いかといえば、
それほどでもないと言うしかない。

旅先で書店に行ってみれば、オペラに関する本などいくらでもあって
思わずという気になるが、ドイツ語はもちろんながら英語で書かれて
いても、それなりの分量の本を読み通す語学力もなければ時間をかけ
てという根気もなかったりする。買うとしたら、写真集ぐらいなもの
である。

そう考えると、いかに日本語の本に依存しているのかがわかってしま
ったという今日この頃なのだ。

それこそ30年近くオペラの実演を観ているというのに、細かい言葉の
意味であるとかニュアンスなどは完全にお留守になっている。本当だ
ったら、もう少しまじめに対訳を読み込んで望まなくてはならないの
に、ついついさぼってしまうのであるが、これは強く反省してきちん
と読むくらいのことはしてやらねば、ただ単に惰性でオペラを観てい
ることになってしまう。

とかく時間がない時間がないのだなどと言い訳は通用させないのだ。

《オペラのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック