悼話§森繁久彌さん(役者)

東宝の特撮怪獣映画と併映されていた作品に『社長シリーズ』なるも
のがあって、その社長を演じていたのが森繁久彌だった。それが最初
の出会い。

次に出会ったのは、ホームドラマの『七人の孫』の爺さんで、爺さん
と言いながら出演した時の年齢は51歳で、我が現年齢よりもはるかに
若かったというのは、かなり驚き……。

実演で観たのは四半世紀前に帝劇で上演された『屋根の上のヴァイオ
リン弾き』だった。虐げられ村を追い出されるユダヤ人達というスト
ーリー以上に強烈だったのは、まさに“森繁節”というものだったこ
とを思い出すのだ。

人間、年齢の順にお亡くなりになっていくのが自然なんだとしみじみ
思うのだ。自分より若い人間が死ぬのを見続けるっていうのは本当に
残酷だなあと、森繁久彌最後の10年くらいを見て考えてしまった。

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