危話§プロの投手が投げるボール

たまーにテレビ番組の企画で“プロ野球投手のボールを打つ”なんて
いうのがあったりする。

日頃140km/hなどという球速のピッチャーが多少手加減したといっ
ても120km/hといったスピードのボールを投げてきたら、我々素人
など、とても打てるはずもない。ましてや、それが直球ではなくカー
ブだったりしたら完全にお手上げである。

もう何十年も前に読んだ月刊誌だかで、野球好きの某エッセイストが
プロ野球キャンプを巡るというのがあり、その中にピッチャーが投げ
るボールを打つなんていう挑戦企画があった。

文章を読みすすめていくうちに、球団関係者が脅かすわけではないに
しても“キャンプ中のピッチャーは球筋がまだまだ一定しないので”
などと言ったものだから、さすがの某エッセイスト氏も及び腰でバッ
ターボックスに立ったとか、そんな話だったのである。もちろん結果
は空振りでバットにかすりもせず……というもの。

プロが素人に対してきちんと力を見せつけるというのは必要なことだ
と思う。そうすることでプロという存在に対しての畏敬の念が出てく
ることになるのだ。

昨今のテレビの安易なるヴァラエティー番組が腐りきっているのは、
彼らがとてもプロという仕事をしていないということの証左である。
翻って、それは日本人の民度ということでもあったりする。

【去年の今日】旦話§年賀状~出せるうちは出す~

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