師話§2009年12月1日(火)

・・・12月になってしまった。

スキー場のゲレンデで30度の斜面といえば“上級者”コースだったり
するわけだが、人間としての“上級者”でもないのに、歳を取るとい
うだけで、上級者コースのような斜面を滑らされるかのごとくに時間
が滑り落ちていくのがわかってしまう。

はるか遠く思い返せば、小学校6年間の時の遅さは何だったのだろう
かと思う。いつまでたっても夏休みも正月も春休みもやってこない。
そのくせ夏休みも正月といった時間だけは年寄り並みに過ぎてしまう
のである。

人生の折り返しがいつだったのか、それがわかるのは死を目前にする
その時だとは思うが、それを大雑把に三十代半ば過ぎだと設定すると
およそそのあたりで時の流れのギアがトップへとチェンジしたような
気がしてならない。

そうなったらそうなったでしかたがない。そうであることを楽しむよ
うな発想で生きていくのである。幸いにして楽天的な性質であるから
ギアがチェンジしたことに気がついたのは四十代の直前くらいなもの
で、それからこれまでの人生の時間は自分なりにけっこう楽しんでい
ると自信をもって言うことはできそうだ。

【去年の今日】書話§ビルギット・ニルソン自伝(04/29)

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