連話§ワタシの酒肴[18]焼きスルメ+α

[承前]

・・・昔“スナックバー”ありき

町内に必ず一軒はあったのがスナックバーで、年長者に連れられて初
めて入ったのが30年以上前のこと。お酒はサントリーのホワイトか角
瓶、オールドなど頭が高い……。それをお水でじゃぼじゃぼに割って
くれる。・・・ウィスキーの味なんかあるのかというくらい。

つまみはしょぼいしょぼい……もう一度しょぼい! 乾き物の類で、
ナッツ類に柿の種、それにキスチョコですとか、ポッキーですとか、
そんな程度。

という中にあって、火を通したつまみの王様が、スルメを焼いたのに
マヨネーズがちょいと盛られているというものであった。初めて口に
した時は、そりゃあ驚いた。そもそもスルメとマヨネーズなんてミス
マッチだろうと想像していたのだから。

それが、マヨネーズに醤油や七味唐辛子を加えると、スルメの旨味と
渾然一体となって不思議な宇宙が拡がるのだから、何とも奥が深いw

……などと書きながら、もう何年も食べていないなあといきなり懐か
しくなってしまったのである。そういえばそんなスナックバーだが、
締めに何かをという時のお約束が“焼きうどん”だというのは、もち
ろんご存知ですよね。
                            [続く]

【去年の今日】週話§気まぐれ週末~新春浅草歌舞伎~

この記事へのコメント

篠の風
2010年01月19日 13:21
音楽学生の頃に住んでいたアパートの隣にそんなスナックバーがありました。締めの焼きうどんはその通りでしたね。そのスナックバーには太田裕美の「木綿のハンカチーフ」がいつも流れていて、油がちょっと多いんではないの、と突っ込みたくなる焼きうどんと対の記憶になっております。
HIDAMARI
2010年01月19日 15:09
それにしてもというような、料理とも呼べないような店もありましたなあ。あと、オイルサーディンだったかの缶詰を開けてそのままコンロで温めてなんてお手軽つまみもあったりしてw

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