衰話§老化の花道~孤独~

[承前]

本当に些細なことで“鬱”になる可能性があることのいくばくかが理
解できたという、そんな先週末のことについて。

エントリーしたように、先週の土日は同居人が一泊の旅行に出かけて
年に一度あるかないかというお留守番をしたのだった。日頃週末など
家にいようが出かけようが、二人で行動するというのがデフォルトに
なっている。つまり同居人は常に家にいるような状況であるわけなの
だ。

それで今回のように稀な逆転現象が起きると、一人で家にいるという
のがうれしかったりする“亭主元気で留守がいい”の逆である。

と、そんな気楽な感じで留守番をしていたのは一昨年までのことで、
今回の留守番だが、夜になって一人ぽつんと家にいることに不安を覚
えてしまったのだ。我が家にいるのは自分だけという、その寂寥感。

つまり……いずれ我々のうちどちらかが先に身罷ってしまうと、残さ
れたどちらか一方の心情を感じたような気がしたのだ。同じような留
守番をしたのは2年前のことだったが、その時はそんなことを感じる
こともなく伸び伸びとしていたような記憶があるのに、たった2年で
こんな心境になるとは思ってもいなかった。

冗談でも何でもなく“心構え”をするのが老いのためには必要である
と痛感したのである。
                            [続く]

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