焔話§迎え火~森林火事の消火方法~

広大なロシアの森林火災は、去年一年だけで2万件以上なのだそうで
ある。そのうち人間の手で何とかなるなど何%あるのだろうと思う。

先日見たテレビでは、シベリアの森林消火隊が活動する様子を取材し
たドキュメンタリーだった。そこでなるほどなあという消火方法があ
ることを知ったのである。

当たり前といえば当たり前すぎることだが、いくら空から消化剤を撒
いたところで火勢は弱まりこそすれ、消えるようなやわな森林火災な
どはほとんどないだろう。

というわけで消火作業の様子だが、パラシュート降下した数人のメン
バーが、炎の進行方向にある森に入って樹木の間引きをしたり、下草
の生えている地面を数十センチ幅に削って“防火帯”を作ったりする
のだ。

それでも火勢を食い止められないときは、防火帯の内側の縁、つまり
燃えている側の下草などに火を点けて“迎え火”にする。こちらから
の火と火災が出合ったところで火災自体が終息するという仕掛けとい
うことなのである。

もちろん広大なシベリアのことであるから、人力で消火作業できる火
災の数などたかが知れているだろうが、それでも直接人的な被害が及
ぶ可能性がある場合も少なからずあるだろうから、彼ら森林消防隊の
奮闘は休むことなく続くのだった。

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