麥話§ビール純粋令であるぞよ

その当時、ドイツという国があったかどうかという歴史的な話ができ
るわけではないが、とにかくも1516年にバイエルン公国の王様が……

Reinheitsgebot

画像

“ビール純粋令”を発布した。ビールの原料は大麦、ホップ、水のみ
とすると定めた世界で最初の画期的な品質保護法の誕生なのである。
それにしても、こんな単純な品質管理すら守ろうとしなかった“悪徳
醸造業者”がはびこっていたということなのだろうか。

もちろん500年の間には小麦を使った“ヴァイツェン”の開発があ
ったりするので、大麦だけという縛りは緩やかになっているのだが。

そんなビール純粋令の運命であるが、500年後のEUの誕生ととも
に“ドイツ国内”に限定されてという形になってしまった。それこそ
米やコーンスターチといった副原料の含まれた日本のビールの輸入も
可能になってしまったわけである。ミュンヘンの日本料理屋のお品書
にK社やA社のビールが入っているのはそういう事情だったりする。

そんなドイツのビール純粋令に憧れた人間がここにも一人いるわけで
“信じるものは救われる”の言葉どおりにドイツまで飛んでいって、
ミュンヘンのビアガーデンで溜め息をつきながら、ビールをグビグビ
呑んでいるということなのである。

画像

《ドイツビールのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック