谺話§ブラームスの交響曲第1番終楽章

ブラームスの交響曲で“何番が好きか?”とか言われても、その時そ
の時でコロコロと変わる。というか何番であっても“聴いている時”
のその曲が好きだったりするのである。

それで交響曲第1番だが、断然好きなのは第4楽章である。それも、
有名な第一主題ではない。主題が登場する直前、ホルンなどによって
演奏されるエコーを思わせるフレーズなのだ。

頭の中で単純にイメージされる光景がある。アルプスの渓谷あちらこ
ちらの岩場の上に角笛吹きが立っている……誰かが一節吹くと、それ
に次々と呼応して紡ぎだされる……。

折しも夕暮に近く、さしずめ自然の中での“晩禱”とでもいった風情
になているように感じられるのである。

これと似たようなことはコンサートホールでも再現できるのではなか
ろうか、とは勝手な思い込み。東京文化会館であればステージ、3階
席、それに5階席に奏者を配置して試してみたらおもしろいのではな
かろうか。・・・ただし効果のほどは保証できるわけではない。

そんなわけで、というわけでもないのだが、第2交響曲の第二楽章の
息の長い、祈りに満ち満ちたところも大好きだったりするのだ。

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この記事へのコメント

きょうこ
2010年05月07日 20:51
こんにちは、ブラームスのハンガリー舞曲が好きなんですがいかがですか?

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