週話§土曜悠々~これから新国立劇場~

いよいよ一年に2夜、2年で『ニーベルングの指環』四部作を上演す
る新国のプロジェクトも『神々の黄昏』で最終夜を迎えた。

『ラインの黄金』に始まって『ワルキューレ』『ジークフリート』と
観てきたが、やはりというか見落としであったり覚えていなかったり
が山ほどあった。

そんな中にあって強烈に覚えている演出は、第二幕のハーゲンとアル
ベリヒの対話が終わって、ジークフリートの角笛モチーフが聞こえた
そのタイミングで、ブリュンヒルデをさらってきたジークフリートが
ハーゲンの耳元で「ハイホー、ハーゲン!」と驚かせるところ。

驚いたハーゲンが「ずいぶん早いな」と言うのに、ジークフリートが
「岩から一息でやってきたのだ」と言っているわけで、それをかなり
誇張した演出でけっこう気に入っているのだ。

それにしても新国の座席は疲れる。一番優れものはサントリーホール
の椅子だが、それよりも数段落ちる。神々の一幕のように2時間とか
座る椅子なのだから、こういうところにもきちんと金を使ってもらい
たいと考えるのだが……。

ところで、来週は演奏会形式とはいえ『パルジファル』である。ワー
グナーの異なるオペラが続けてというのは、引越し公演でもない限り
そうあることではない。年に一度はワーグナー上演に行くという目標
は、このところ無事にクリアできているのである。

例によって感想は週明けの早いうちに……。

【去年の今日】膝話§二人旅一回目[14]弦楽四重奏

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