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zoom RSS 棒話§ダニエル・バレンボイム[W]

<<   作成日時 : 2010/04/23 00:01   >>

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[承前]

続く衝撃は1997年、ベルリン国立歌劇場の来日公演だった。その時は
『魔笛』『ワルキューレ』『ヴォツェック』に加えて、演奏会形式の
『パルジファル』を指揮した。ついでにコンサートも複数回こなして
いるというタフさ。

この時に強烈な印象をもたらしたのは、もちろん『ワルキューレ』も
凄かったが、それよりも『ヴォツェック』にとどめを刺す。

一階客席下手前方からオケピットをまたぐように“花道”が設えられ
ていた、パトリス・シェロー演出の象徴的な舞台が美しくて、そこに
バレンボイムによる滑らかに研ぎ澄まされたアルバン・ベルクの音楽
が緊迫したストーリーに寄り添っていく。

それに先立つ8年前、アバド指揮ウィーン国立歌劇場の『ヴォツェッ
ク』に接した。アバドのほうが音楽の暴力性とでもいったものを感じ
たが、音楽の洗練度のようなものはベルリンのほうが高かったという
記憶である。

何もない舞台の中心に、一本のろうそくが灯ったところで、徐々に音
楽が高潮していき、極限のフォルテに向かう凄まじい優しさのような
ものが、凄惨な舞台を何がなし救済してくれていた気がしたのだ。

これに味をしめたのか、1999年の9月にはベルリンまで『ヴォツェッ
ク』を観に行ったのだ。タイトルロールを歌うのは同居人が御贔屓の
ファルク・シュトゥルックマンというのも動機の一つなのであった。
                            [続く]

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