連話§ワタシの酒肴[48]鯵のなめろう

[承前]

そういえば活魚を扱う気の利いた和風居酒屋には“なめろう”があっ
たなあと思った。

いわゆる典型的な漁師の浜料理が一般化したものだから、新鮮な鯵に
あとは味噌、長葱、しょうが程度で十分においしい。それ以外にあれ
これ付け足すと、鯵そのものの正体がぼけてしまいかねない。

そういえば、なめろうに限らず鯵はタタキで食べるのも好きである。
刺身にするよりも好きである。それはたぶん、鯵が山葵よりは、しょ
うがあたりとの相性がいいからではないかと想像するのである。

ところで、なめろうとかタタキの本場千葉の海沿いには造り酒屋が何
軒かある。千葉を日本酒の空白県だとあなどっていたら大間違いで、
日本酒が売りの居酒屋でも九十九里あたりの酒が何種類か置かれてい
たりするくらい。

というわけで、一度も合わせたことはないのだが機会があったら千葉
の地酒となめろう、あるいはタタキを同席させてみたいのだが。
                            [続く]

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