懐話§昭和三十年代~ラジオ体操~

[承前]

夏休みのお約束に早朝ラジオ体操がある。夏休み前半の2週間くらい
だったか、通っている小学校にもぞもぞと集まって、NHKのラジオ
体操放送に合わせて体を動かす・・・それだけのことである。

第一体操と第二とやっても10分ちょっとで解散。朝早くからわざわざ
集まってご苦労さんだが、出席簿があったりするのだ。はがき大ほど
の紙に日程が印刷されているのを穴を開けて首からぶらさげておく。

体操が終了したら、町内会の世話役みたいな人のところに並んでハン
コを押してもらうのだ。それで皆勤のごほうびはというと、かすかな
記憶だが鉛筆が1本とかそんなものである。夏休みで出入りもあるか
ら、皆勤するのはけっこう大変だったりするし、そこまで執着するほ
どのことでもない。

ただ、親にしてみれば毎日毎日家にいられて鬱陶しいから、少しでも
家の外で何かやっていてもらいたいと思ったりしていただろう。

というラジオ体操も、お盆の頃には日程が終了するのだった。と思っ
ていたら、つい昨日の朝起きて我が家直近の学校の校庭でラジオ体操
をしているのが見えた。はて、毎日やっていたのだろうかなどと呑気
に思ったのである。
                            [続く]

【去年の今日】龍話§普通の才能の人間が

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