津話§20分に1本間隔で・・・

電車やバスの運行間隔が20分に1本の路線というのは、なかなかに辛
抱が必要である。これが15分に1本となると若干ではあるが楽な気が
しないでもない。

乗り遅れた後に10分ちょっと待つのと、20分近く待つのとでは感覚が
全然違うだろうということは言わずもがなのことであるが、折も折、
毎日毎日が猛暑日であるような戸外で電車やバスを待つのも、これま
た一仕事ではある。

地方の鉄道が次々に傾いていったのは、モータリゼーションの発達が
原因であることは明らかだが、自分が望む時間に移動できるかどうか
という現代人の欲望に押されていってしまったのもまた事実だろう。

ただ、日本あたりでは“公共交通”という意識が希薄であることもま
た事実に近い。オーストリアはアルプスの端っこあたりで――これは
1時間に1本であるとかだが
――それでも、3方向くらいに向かって
いくバスが、待ち合わせ地点できちんと接続して運行されている様子
をみると、公共交通のあり方の意識の違いが感じ取れるような気がす
る。

アルプスの山間地のこととて、自家用車による移動の度合いが高いの
は当然としても、地域を結ぶバス運行がきちんと機能しているという
ことに感心するのである。まだまだ日本という国は“公共サービス”
の中身が貧弱であるのに、それすらが隅に追いやられるようなことば
かりで、地方が疲弊しているという論説もむべなるかな。

【去年の今日】緑話§バイロイト音楽祭2010の予約

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