箱話§武蔵野文化事業団の企画力

武蔵野文化事業団なる団体が、ユニークな演奏会チラシを作成しては
しては頻繁に送ってくれていたことがあった。最近は送られてこない
が、ついこの間チケットを買った時に見つけたのがこれ。

↓これって半端なワープロテクではないぞ!
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何ともはや……既に博物館入りしたかようなワープロを、だかしかし
徹底的に駆使して作り込んだチラシに刮目せよ。何というか、見事な
までのクラシック音楽との乖離ではないか。以前はこんなのが束にな
って届いたのであるよ。

そういう意味では無駄を省き、招聘元との涙ぐましい交渉の痕跡を隠
しもせずに“わがホールで聴くとン千円!”と宣伝しまくるのだ。

場所柄、しょっちゅう通うというわけにはいかないが、年に一度くら
いは聴きに行っていたのだ。イアン・ボストリッジを初めて聴いたの
もこのホールで、企画力には抜群のものがある。ここまでくるには、
相当な苦労があったことだろうと察するのだが、そんな努力の甲斐あ
って、ここには多くの地元民も聴きにきているのだ。ちなみに小ホー
ルの音響は残響が多めだがなかなかに良好であったりする。

当たり前のことだが、地元の皆さんに来てもらわなければ意味がない
わけで、そういう意味で武蔵野の取り組みはお世辞でもなんでもなく
十分に成功していると評価したいのである。

ハコ物行政だと、とかく批判されることの多い自治体のホール運営だ
が、こういう意欲的な試みが継続しているところもあるということを
声を大にして知らしめたいと思うのだ。

武蔵野文化事業団・・・あんたは偉いっ!

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