孤話§友達ができない~トイレで食事~

本人達にとっては切実な話だから茶化さないで書いてみるつもり。

大学生で“友達ができない”とかいう理由でもって、学食で食事をす
るのが苦痛なあまりに、トイレで食事をするのだという……そんな話
を聞いたのは、つい最近のことだと思う。

自分の記憶では、学食で誰かと食事をすることなど、一週間のうちに
一回かそんな程度でしかなかった。たぶん今の大学生くらいの人達は
繊細な心を持っているのだろう。他人と親しくしたいのに、そうする
のは他人様の迷惑だと慮ってしまうのではないか。

それで袋小路に陥ってしまうのかどうかはわからない。大学に入って
一週間経ったが友達ができないので退学しようか……などという相談
もあるのだと聞いて、それはちょっとと絶句してしまった。

確かに大学の講義形態からすれば、高校までのように一日中同じクラ
スの人間と顔を突き合わせているということはなく、そのために自分
がどうすべきなのかを考えなくてはならないのだ。

友達がいないということはコンプレックスでも何でもないのだという
ことを、どのようにして自分自身に納得させられるか、そのこと自体
は、個々の意識の問題である。

このことが少子化なるものに由来しているかどうかはわからない。そ
れ以前にも一人っ子など珍しい存在ではなかったわけだが、誰も彼も
一人っ子であったわけではないから、そういう意味ではケア過剰な中
で成長してきた人間が初めて遭遇する試練だったりするのだろうか。

【一昨年の今日】週話§土日短信~スーパーマーケット~

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