懐話§昭和三十年代~1$=¥360~

[承前]

1ドルを360円と定めたのは1949年のことらしい。昭和三十年代は
360円の時代で、四十年代半ば過ぎにドルが308円に切り下げら
れ、1973年に変動相場制へと移行した。

1ドルが360円だった時代は、外貨の持ち出し制限もあったりした
から海外旅行に行くのも一苦労だったろうと慮るのである。外貨持ち
出し制限が撤廃されたのは1970年代になってからのこと。

個人的に海外旅行をしだしたのは1980年代になってからだったので、
そういったことの影響を受けずに済んだが、1000ドルしか持ち出せな
かった時代の旅行者は、数は少なかったにしても、どうしていただろ
うかと想像するのだ。

その後、山やら谷やらがあって、2010年の今は1ドル80円台というレ
ベルになってしまった。円の価値が4倍になったということになる。
相変わらず為替相場そのものが理解できないから、30年や40年で日本
円の価値が4倍になったということも実感として認識することができ
ない。

ところで、2年前の8月から9月にかけて旅行した時だが1ユーロが
170円という最高値の頃である。今年の6月に旅行したら、円高が
進行していて110円台の前半だった。為替レートに一喜一憂しても
しかたのないことだが、もう少しゆるやかな推移になるとか、そうい
うことにはなってくれないのだろうか。
                            [続く]

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