競話§日本音楽コンクールの季節

NHK-FMで今年の日本音楽コンクール第二次予選の様子が放送さ
れている。

昨日は声楽の二次予選の様子を途中から聴いた。低年齢化が定着した
ヴァイオリンやピアノと違って、年齢制限も高く、大学院や留学を経
て、まさに“アラサー”という出場者ばかりといった印象。

でまあ、自分の肉体を楽器にしていくことがいかに大変なことかと、
聴きながら完成に至る先の長さを痛感するのだ。

それで、個々の出場者に対して将来への可能性がどうかということは
予測できないので、聴いたままの現状を云々しようとするが、10人足
らずほどを聴いた限りでは誰も彼もまだまだであるとしか言えない。

特に男声は声ができるまでにさらに時間がかかるということなのか、
喉が硬くて窮屈さしか感じられない。喉が解放されて伸びやかな声を
物にするまでどれくらいかかるのだろうか。

という男声に比べれば女声はもう少し声ができつつあるというところ
だが、どちらにも言えることは外国語の発音と表現力不足という問題
である。

せっかく留学したはずなのに、フランス語はもちろんドイツ語もイタ
リア語も練れていると思った出場者は見当たらず。ロッシーニの歌曲
だというアナウンスを聞いてそうなのかと思ったが、ロッシーニ特有
のはずむニュアンスもなく音符がべたっと繋がってしまっていて……
開発途上だとは十分に理解しての悪口雑言を並べてしまったが許され
よ。

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