遊話§A列車で行こう~ゲームのほう~

ジャズのスタンダードナンバーではなく、コンピューターゲームのタ
イトルに『A列車で行こう』というのがある。鉄道を敷き、街を開発
して持ち金を増やしていくという資本ゲームなのだ。

1995年に購入した時は“Ⅳ”というバージョンになっていたが、それ
でもフロッピー1枚に納まる程度のプログラム量でしかなかった。

コンピューターゲームを買ったのは、この時が初めてである。それこ
そファミコンであるとかのテレビゲームなどとも無縁だったりする。
その当時の我が家のパソコンの中身は本当にお粗末な箱も同然で、ど
ういう形であれ“生産的”とはお世辞にも言えなかったのである。

買ってきてパソコンに落としたものの、なかなかゲームをする時間が
取れない。というか、どういうゲーム進行をするのかを把握するため
のまとまった時間すらなかったのである。

しかたがないので、いわゆる攻略本を探してきて促成で基盤造りに精
を出してみた。それでわかったのは、要するにパソコンの電源を落と
さずに一晩とか寝かせておくことだったのだ。ある程度の基盤が構築
されていれば、そうすることでうまいこと原資を増やすことができる
というのだ。

ただし、最初は中途半端に金を使いすぎて寝かせたものだから、朝に
なったら破産していたりということを何度か経験してしまった。

このゲームには株の売買という要素もあって、何回かの破産の後、株
投資を試してみた。最初は小商いだったのが、原資が増えていくにし
たがってゲーム上で一番有効な投資法だということがわかったのだ。

それからは順調に“社業”も伸びて、驚異的な売り上げを記録するこ
とになったが、となるとゲームは終了という感じになってしまった。
画面内の開発もあらかたし尽くしてしまい、画面の見た目もずいぶん
な都市に変貌していたのだ。所詮はバーチャルのお遊びであった。

【去年の今日】乖話§『赤い点』~ドイツ映画祭~<上>

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