岩話§『デジャ・ヴ』CSN&Y

1970年代初め、まだまだ少しはロックとかフォークとかに興味を残し
ていた頃に、一枚のレコードに衝撃を受けて飽きずに聴き続けたもの
がある。

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クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングという、固定されたグル
ープではなく、メンバー構成も(たぶん)流動的だったと思われるし、
ニール・ヤングが参加した期間も短かったはずである。

それで調べてみると、ヤングが参加してのスタジオ録音は『デジャ・
ヴ』一枚だけであったりする。収録されている演奏は『キャリー・オ
ン』以下、全10曲。

1曲目に収録されているだけに『キャリー・オン』が中でも際立った
音楽である。レコードに針を下ろして、いきなりアコースティックギ
ターで始まったイントロには驚かされた。下世話な表現では“カッコ
イイ”というやつである。イントロに続く“ワン・モーニング!”で
のハーモニーの見事さよ。その昔はあれだけで圧倒されたという記憶
が鮮明に残っている。

2曲目、がらっと雰囲気が変わった『ティーチ・ユア・チルドレン』
は、映画の挿入歌にもなっている、これもまたきれいなハーモニーを
楽しめる。だが、もっと好きな一曲はというと『ウッドストック』に
とどめを刺す。アルバムの中で唯一メンバー以外、ジョニ・ミッチェ
ルの手になる曲。

彼女の原曲を聴いたことはないので、どれほどアレンジが変わってい
るのかはわからない。だが、硬派で骨太な音楽がガツンと耳に届いて
きて、歯応え満点なのである。

このところ、iPod touchに落としては70年代に浸っているのだ。

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