共話§待降節独墺旅[1]二日遅れて

[承前]

ここに至る詳しい経緯は前3話など読んでいただければ、です……。

日本に一人取り残されたこちらも、勇躍ベルリンに向かう日がやって
来た。いわゆる勤続休暇としてのまとまった休みがもらえたので、こ
れまでで一番長期、3週間に亘る旅行である。目的地は、ベルリン、
ドレスデンと、それにウィーン。

我が出発日(1998年11月28日)が待降節一日目にあたったので、旅行記
のタイトルに使わせてもらうことにした。目的は盛りだくさんのオペ
ラとコンサート。それについてもおいおい書いていくことにする。

心は逸れども、まずは成田に到着。空港宅配からスーツケースとガー
メントを引き取って、全日空のチェックイン・カウンターへ。順調に
チェックインが進むかと思われたが、預ける荷物が8kgの重量オーバ
ーと判明した。

いつもは二人合算しての預け重量で問題なくクリアしていたから、こ
れはいかにも迂闊なことだった。どうにも致し方なく、オーバー分の
料金を支払って不本意ながらのチェックインが完了。

気がつけば空腹である。チェックインフロア階上にあるチェーン系の
天麩羅屋で生ビールと天丼をおいしくいただく。日本食ともしばしの
別れである。

それでまあ同居人に遅れること2日、フランクフルト行きの全日空機
の人となった。座席も同居人と同様に非常口の横だが、隣は日本出張
帰りの夫婦。要するに満席だったようで、だから荷物の重量オーバー
も見逃してもらえなかったようだ。

同居人絶賛のシュリンプ・カレーが登場したのは水平飛行に移ってし
ばらくの頃。なるほど、これはうまい……というところでフランクフ
ルトまでの飛行時間が10時間を切っていた。
                            [続く]

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