古話§京都逍遥[4]歴史の差~東京と~

[承前]

北関東に生まれて東京暮らしという、生粋すぎるほどの関東人なので
ある。よって関西に行ったのは数えられるほど。

子供の頃は“東京は日本の首都だから偉い”などというありがちな発
想を持っていたのだが、その数少ない関西体験――というか、京都と
いうエリア
――の結果、当たり前ながら歴史の差のようなものをまざ
まざと知ることになったのである。

それは、奈良から遷都したところから起算しても、1000年以上を日本
の首都としてあり続けたということからもわかるだろう。京都の人が
“先の戦”というから何だと聞いていたら応仁の乱だったというのが
本当の話のように思われてしまう。

それこそ明治維新好きにはたまらないフィールドが広がっているが、
その多くは誰某が暗殺されたとかいう碑だったりして、しかもそんな
碑が木屋町筋あたりとかにもゴロゴロ立っていて、幕末になったとこ
ろで政治の重心が京都へと移っていったことが理解できるような気が
する。

明治になり、東京に遷都したということをもって、見た目で関西の地
位が低下したのではと考えたことが大きな間違いだったと、京都の街
を歩きながら思い知らされたのだった。
                            [続く]

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