司話§三公社五現業という業態が・・・

その昔、三公社五現業という業態があった。五現業については省くこ
とにして、三公社についてである。

専売公社、電電公社、日本国有鉄道の3つである。国鉄には公社とい
う名称は付いていないが、その理由は知らない。三公社は1980年代の
半ばに民営化されてしまったが、我々のような年齢の人間にとって、
専売公社とか電電公社という名称は馴染み深いものがあった。

それにしても専売公社とは、何とも手広く独占していたものかと思う
のである。たばこは誰でも知っているだろうが、塩と樟脳まで専売し
ていたということは案外知られてないかもである。

塩が専売だということは知っていた。生家の近く表通りに出たところ
に藍色地に白抜きで“塩”というホーロー看板が掛けられている店が
あったのだ。おぼろげな記憶では、広い間口の店を入ると広々とした
玄関で、そこに30kgほどの塩が入った袋が運ばれる段取りなのだろう
と思った。

既に塩の専売体制は衰退しつつあったようで、広々とした玄関に塩袋
が山と詰まれた光景を見たという記憶はない。それにしても、そんな
頃から民営化されるまで20年必要だったというのが何ともではある。

電電公社は、同業他社の新規参入は行なわれたものの、相変わらずの
ガリバー状態が継続中で、これはこれで滞る部分がないとはいえない
のだろう。

最後に、国鉄民営化のすったもんだは、生々しい記憶として残ってい
る。戦後、散々手こずった組合との清算という負の側面もまた忘れる
ことはできなかったりするという世代でもある。

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