塞話§中華料理屋の詰まった胡椒瓶

これから書くのは街中にあるどうってことのない中華定食屋のお話で
ある。

店にはいると、カウンターにテーブルが数客。一人だから当然ながら
カウンターに座る。餃子とビールを注文したところで、マガジンラッ
クから、油や各種調味料の飛び跳ねたスポーツ新聞をピックアップ。

忙しなくビールをグラスに注いで、餃子はまだかと厨房を見やりつつ
グビグビ。若い頃は餃子に肉野菜炒めまで注文したもんだと遠い眼を
しているところに餃子がくる。小皿に辣油、酢、醤油を適当に垂らし
て焼き上がりを一個頬張るのである。

ビールに餃子という組み合わせの絶妙さに毎度の感動をしつつ、大瓶
が一本成就する。もう一本注文する頃、餃子はまだ4個残っている。
調子よくビールを喉に流し込んだところで、さすがにもう一本はきつ
かろうと、紹興酒を常温でグラスに1杯もらう。既にスポーツ新聞も
2紙目で、冬の平日のスポーツ紙などは読むところが少ないのだよ。

紹興酒を舐めつつ頃合いを見計らって半ちゃんラーメンを注文する。
その昔はラーメンとチャーハンをフルサイズで注文したのにと思いな
がらも、澱粉体質の片鱗の残っている我が身だったりする。

ラーメンが眼の前に置かれたところで胡椒瓶を手にとって振ってみる
と、これが出ない。どうしてこの手の中華屋の胡椒は出ないと相場が
決まっているのだろうと、もう一方に置かれた胡椒瓶を振るとこれが
出てくれるという……胡椒がよく出る確率は3割くらいなものか。

《ラーメンのトピックス一覧》

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