季話§さけの魚群~七十二候~

二十四節気・大雪の第三候“鱖魚群(さけのうおむらがる)”である。
そして来週半ばには冬至というターニングポイントを迎える。

“鱖”は“ケツギョ”という中国に棲息している魚のことのようで、
それに“さけ”という読みをあてたのはどのような理由なのか……。
意味するところは、もちろん産卵するための鮭が遡上する様子につい
てだが、ニュース映像で見る鮭の遡上は子孫を残そうという強烈な本
能が迸っているかのようだ。

それはまた同時に、遡上する彼ら彼女らにとっては死に場所に向かっ
ているということでもある。あたかも自分の生命と引き換えに新しい
命を産みだそうという切羽詰った刹那的な意志すら感じてしまう。

雌が産卵したところに雄が授精をし、そこで鮭達は力が尽きる。いず
れ卵は孵化し、成長しつつ川を下り、再び同じ場所に戻って来られる
のは何匹だろうか……こうして生命の循環が繰り返されるのである。

追記:本文では表示できる“鱖”の字がタイトルでは表示できない。
不本意ながら平仮名表記に変更した。


【去年の今日】聖話§サンタクロースが来た~~~!

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