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zoom RSS 慮話§大野和士〜指揮者という激務〜

<<   作成日時 : 2011/01/13 00:00   >>

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指揮者という仕事こそ知力、体力、精神力の三拍子が揃わないと務ま
らないということがよくわかった。今回の大野和士が新国の『トリス
タンとイゾルデ』以降の仕事を休養でキャンセルしたのだ。

確か大野は以前にも首の故障を起こしていたので、そういう意味では
爆弾を抱えていたということだろうか。かつて、岩城宏之が頚椎の大
手術をしたことがあって、指揮者が腰や首を故障しやすいということ
はおぼろげに理解していたつもりだった。

それでも20日足らずの間にトリスタンの本番を5回振るというのは、
これまさに超人の為せる技でしかないだろう。だが超人といえども、
頚椎とかを傷めてしまうと、思い通りに棒を振ることができないので
はないかと思う。

普通の人間だって寝違えた時のことを考えてみればいい。あれでどれ
ほど行動に制限を受けるものかと、である。しかもそんな状態であり
ながらも、45分の休憩を挟みはするが各幕80分ほどを3回振らねばな
らないのである。

オーケストラの奏者であれば、休止符が続いたりして休みが取れる。
トロンボーンやハープ奏者などは、長い休みの時はオケピットから抜
け出して休憩することもできるが、指揮者は最初から最後まで振り続
けなければならないのだ。しかも今回は新演出だから、リハーサルに
始まってゲネプロまで参加しなくてはならない。

新国に集う客の多くも、今回は“大野のトリスタンとイゾルデ”であ
るという認識でいたのだから。本人も相当なプレッシャーだっただろ
う。

まだ、彼にはこの先多くのオペラを振ってもらわなくてはならないの
だから、しっかりと養生してもらいたいのである。

それにしても、新国でトリスタンを振って一か月足らずでミュンヘン
の『ナブッコ』を5回振るということをよく受けたものだとも思う。

まあ、バイロイトだと6日間の間に『ニーベルングの指環』四部作を
しかも音楽祭の間に3回振り切ってしまうのだから、そのエネルギー
たるやいかばかりなものかと思ってしまうのだ。

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