季話§鶏始乳~七十二候~

大寒の末候“鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)”である。

ケージの中で、機械のように卵を“生産”する現代のニワトリからは
考えられないが、ほぼ毎日のように卵を産むべく改良される以前のニ
ワトリは、年に数個くらいしか産んでいなかったようで、その産み始
めが旧暦のこの時期ということなのだ。

物価の優等生となって長い年月が経っているが、そうこうしている間
に鳥インフルエンザが各地で流行しだしている。渡り鳥という、人間
が勝手に線引きした国境などとは無関係に行き来する存在が、ウイル
スを運んでくる。

人間にしてみれば、鶏を処分する以外に有効な手立てなどはないとい
うのが正直なところであろう。空を自由に飛ぶ鳥達を、人間ごときが
コントロールできることはできないのだなあ。

地の底に あるもろもろや 春を待つ・・・松本たかし

そして、今週末はついに立春となる。

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