悼話§山崎権一さん(歌舞伎役者)

『直侍』の蕎麦屋の親父、あるいは仮名手本五段目『山崎街道』で、
定九郎に殺される、おかるの父与市兵衛といった老け役で、長いこと
舞台に出ていたのが山崎権一である。

一度聞いたら忘れられないフガフガした声で演じられる様々な爺さん
を観ることができた。

歌舞伎を見始めてほどなく、歌舞伎の舞台を構成するのは、芯の役者
だけでなく、多くの脇役の存在を知った。彼らのことを知れば知るほ
どに、舞台が立体的に見えるようになったのである。

歌舞伎座が2013年に開場するのを待ち遠しいと思うのは、我々はもち
ろんだが、それ以上に年配の役者をはじめとする多くのスタッフであ
るのは言うまでもない。

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