旨話§普通にうまい・・・とは?

取材相手の“普通にうまい”という言葉遣いに「それはどういう意味
だ?」と戸惑って聞き返した新聞記者がいたという話を聞いた。

新聞記者のような職業にある人間としては“正しい日本語”とでもい
えばいいようなものが前提として存在しているから、普通にという単
語とうまいという単語が結合した言葉を素直に受け容れるというわけ
にはいかなかっただろうことは推察できる。

それで、普通にうまいという表現だが、これは相当に屈折した表現で
はないかと思うのだ。いくつか、この表現について言及しているのを
斜め読みしてみたが、一つの説として“テレビのグルメ番組における
レポーターの大げさな表現に対するアンチテーゼ”というものがあっ
た。

確かに、ああまでオーバーに“わー、超おいしい~!”を連発される
と、本当なのかよと思いたくなるのは無理もない。それで、そんなこ
とを声高に言わずとも、普通のトーンで語ってもおいしいものはおい
しい……などというあたりから“普通にうまい”という表現が育って
いったのではと想像してみるのだ。

最初に聞いたときは奇妙だと感じたし、その印象は今もさほど変わっ
ているわけではないが、そんな表現から醸される気持ちは理解したい
と思っている。

【去年の今日】上話§我もまた東京~ET IN TOKIO EGO!~

この記事へのコメント

Slow Cafe
2011年02月02日 13:50
普通という基準がどこなのか誰が決めるのか『普通的』に疑問を感じます。普通というのはちょっとまずいという事なのかもしれませんね0^0..。
HIDAMARI
2011年02月04日 16:41
それが、やっぱり声高に言わずとも普通の音量で話してもおいしいという意味のようですw

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