華話§外食でカレーを食べたのは・・・
記憶をたどってみたが、子供の頃、カレーライスを食べるというのは
自宅でのことに限られていた。……学校給食としてはあったのだが。
それで、いつ外食としてカレーを食べたのかというと、これが高校生
の頃になってということを思い出したのである。
家で母親が作るカレーというものは、中身も含めてまさに十年一日の
出来であるから、その味に慣れきってしまったということは大きい。
それで高校生になってから、ようやく同級生と連れ立って外食のカレ
ーを食べたのだった。喫茶店とスナックがないまぜになったような店
だったが、初めて食べる“外のカレー”の印象は強烈だった。
まず、中身が煮込まれていて原形をとどめていないということ。玉葱
はトロトロだし、豚肉はほろほろになっていた。そしてスパイシーと
いうことだったのである。
そして、家のカレーに入っていたじゃがいもなど入っていなかった。
確かに我が家で翌朝食べる残りのカレーは、ジャガイモがどろどろに
溶けて、それはそれでいいのだが、どことなくもっさりとした印象に
思われたのだ。
こうして外のカレーを口にしたわけだが、その後ほどなく東京での自
炊生活の中で自分なりのカレーを作るようになったというのは、また
別のお話である。
《カレーのトピックス一覧》
自宅でのことに限られていた。……学校給食としてはあったのだが。
それで、いつ外食としてカレーを食べたのかというと、これが高校生
の頃になってということを思い出したのである。
家で母親が作るカレーというものは、中身も含めてまさに十年一日の
出来であるから、その味に慣れきってしまったということは大きい。
それで高校生になってから、ようやく同級生と連れ立って外食のカレ
ーを食べたのだった。喫茶店とスナックがないまぜになったような店
だったが、初めて食べる“外のカレー”の印象は強烈だった。
まず、中身が煮込まれていて原形をとどめていないということ。玉葱
はトロトロだし、豚肉はほろほろになっていた。そしてスパイシーと
いうことだったのである。
そして、家のカレーに入っていたじゃがいもなど入っていなかった。
確かに我が家で翌朝食べる残りのカレーは、ジャガイモがどろどろに
溶けて、それはそれでいいのだが、どことなくもっさりとした印象に
思われたのだ。
こうして外のカレーを口にしたわけだが、その後ほどなく東京での自
炊生活の中で自分なりのカレーを作るようになったというのは、また
別のお話である。
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