礼話§日本人のおじぎ・・・その型

イタリア・セリエAのインテルでプレイしている長友が6日の試合で
初ゴールをあげた。その時のパフォーマンス(らしきもの)が、日本的
なお辞儀だった……ということで思い出すのは。

毎年、ほぼ同じ場所に旅行していたおかげで、何人かの知り合いが現
地にできた。そうこうしているうちに日本にいくばくかの興味を持っ
たようだったので、名前に“さん”付けするのを教え込んでみた。そ
れはいいのだが自分に対しても“さん”付けするようになったので、
さん付けするのは相手に対してだけと修正を試みた。2年ほど要した
が、まあ何とか形にはなったと思っている。

ほぼ同時に、日本のおじぎを真似するようになってきたのだが、最初
は東南アジアに多い手を合わせておじぎというのをしてきたので、正
しい日本のおじぎを、夫婦二人で手本を見せてきたのだ。

それで翌年に行ってみると手は合わせなくなったが、どうも型がなっ
ていない。観察してみると、上半身をまっすぐ以上にそらせたままで
腰を折るという、典型的な西洋人の型なのだった。

それで再び修正を試みるべく夫婦で見本を見せたのだが、それで気が
ついたのは、我々は背中を柔らかく湾曲しておじぎをするということ
なのである。

日本人のおじぎには、そういう柔らかさのようなものが根底にあり、
西洋の握手とはまったく違った挨拶の文化なのだと思い至ったのだ。

【去年の今日】衰話§老化の花道~酔うまでに至らず~

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