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zoom RSS 外話§大雪の『マノン・レスコー』始末

<<   作成日時 : 2011/03/08 00:01   >>

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昨日3月7日の雪で、1986年3月23日関東地方に降った大雪のことを
思い出した。

前夜から降り出した雪は、朝になったら多摩丘陵では足首が埋まる以
上の積雪となっていた。折悪しくその日はウィーン国立歌劇場『マノ
ン・レスコー』の初日に当たっていたのだが、首都圏の鉄道網は完全
麻痺してしまったのである。

かなり状況が逼迫して主催者に問い合わせたが、この期に及んで公演
のキャンセルなどあるはずもなく、何とかNHKホールに向かう算段
を考えねばならなかったのだ。

雪そのものは昼前には止んでいたのだが、首都圏の鉄道が回復し始め
たのは遅い午後になってからという体たらく。それで、とにもかくに
も出かける準備だけは進めておいて、運行再開と同時に都心に向かお
うという心積もりをした。

夕方になって、再開したのは京王線ではなく小田急線のほうが先で、
それならばと小田急で代々木上原へ。千代田線に一駅乗って代々木公
園から歩き始めた。似たような境遇の人が数人、同じくNHKホール
へと急いでいたが、歩道に積もった雪のおかげで歩きづらいの何の。

記憶では開演10分過ぎたくらいで到着。ホールに入ると、クロークは
機能していない代わりにパイプハンガーが並んでいた。入場した客は
空いているところを探して勝手に上着類をぶら下げたのである。

かくして――それは指揮者シノポリの日本デビューでもあったが――
必死な思いでNHKホールに集った観客のテンションも異様に高く、
そこに熱っぽいプッチーニの音楽が流れたものだから、何とも不思議
な公演になったという記憶なのだ。

そんなことを思い出していたら、新国では来週から『マノン・レスコ
ー』の上演である。今はリハーサルの最中で、そんなタイミングの中
で3月の雪が降ったのだった。まさか、本番の日が雪降りになるなど
とは思えないが……。

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