謐話§東京の春音楽祭・・・

開幕一連の行事あれこれが中止になって、大丈夫かなと思っていたら
目玉の公演『ローエングリン』と『大地の歌』も中止、という告知が
出てしまった。

去年バイロイト音楽祭の『ローエングリン』でデビューしたアンドリ
ス・ネルソンスの指揮が聴けないのは何とも残念だとしか言えない。

この先も、特に外来の演奏会がキャンセルになったりすることだろう
が、それもいつか必ず戻ってくれることだろう。だが、現在の状況で
能天気に“どうぞどうぞ日本に来てください”などと、さすがの極楽
トンボをもってしても言うことはできないのだよなあ。

それは、逆の立場であったらどうするのか、そんなことは考えなくて
もわかることである。

外来の音楽家は来日を中止すれば済むのだが、日本で仕事をしている
音楽家で、オーケストラに所属しているという以外は、ほぼ全員がフ
リーランスで、演奏会の中止は即収入が途絶えるということで、先々
の見通しがななたくなってしまうということなのだ。

前にも書いたように、被災地ではないところにいる我々が積極的に日
常に戻す努力をしなくてはならず、だから“できることをする!”と
いうのは音楽の世界であっても同じ。

音楽を聴きたい、芝居を観たい、野球やサッカーを観戦したい。早く
多くの人々の間にそういう空気が醸成されることを願っている。

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