犠話§春の祭典を聴きながら・・・

一昨日4月6日はストラヴィンスキーが亡くなって40年という命日に
あたっていた。それにちなんでというわけで……。

会社帰りの電車内でiPod touchに落としてある『春の祭典』を聴いて
みた。オットマール・スウィトナーがシュターツカペレ・ドレスデン
を指揮しての録音で、お気に入りの一枚。

クラシックはダイナミックレンジが広いので、音量のコントロールに
注意して聴き始めた。そうでないと音漏れで迷惑になるのだ。

第一部のフィナーレあたりで、ちょいとばかり睡魔が訪れてきたので
眼を閉じたのが運の尽きで、第二部冒頭のたおやかな音楽でもって、
見事に寝落ちしてしまった。帰り際の夕食で呑んだ生ビールが効いて
きたのである。

いくら音量をセーブしているとはいってもハルサイである。よくもま
あ寝ることができたものだと、気がついた時には下車駅手前のトンネ
ルをくぐっている時だった。もちろん、演奏はとっくの昔に終わって
いて、何となく釈然としないまま改札口に下りていった。

それにしても、1913年に初演された時は単なる騒音としてでしか受け
留められなかった曲が、100年経つと聴きながら安らかに寝入るこ
とができるようになっているということに驚かされる。

ストラヴィンスキーが1971年に死んだ時、まだ彼の音楽を聴いたこと
などなかった。ただ単に話として知っていたに過ぎず。彼の埋葬先が
ヴェネツィアの墓地島だということを不思議なことだと思ったのだ。

そして、50年保持される著作権が切れるのは2021年だということに、
遠い遠い先のことだと思っていたら、何とまあ、あと10年しか残って
いないのであった。

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