通話§すごくおいしい店よりは・・・

世間的にいうグルメなるものとは縁がない。そもそも偏食なのだから
食のあれこれを偉そうに語る資格もない。

そうはいっても、うまいまずいくらいはわかるから、当然ながらまず
い店などは一度行ったら最後、さようならに決まっている。しかし、
何たらの三ツ星だとか、わざわざそういう店に行こうとは思わない。

一軒だけ“ものすごくおいしい店”を知っていても意味がないような
気がするのだ。それならば、日常気軽に行けるレベルを維持している
“そこそこうまい店”の数軒も把握しているほうがいいような気がす
るのだ。

それに“ものすごくおいしい店”は、おいしいなりにお勘定もしかる
べく支払わねばならない。そんな店に2回行くのだったら、そこそこ
おいしい店に数回以上は通えるのではないだろうか。

それに……これは元々がそう生まれついているからしかたないのだが
いくらうまいものを食べても、食べ終わった直後には味の記憶が薄れ
てしまい、ものすごくおいしかろうが、そこそこうまかろうが、関係
なくなってしまうのだ。

それなら同じ予算で回数を稼いだほうがいいんじゃないのというのが
根っから貧乏性にできている証拠なのである。

さふいへば、とんとお仏蘭西料理とも、ゑんどほくなつてしまつてゐ
るのであつた。まあ食べたひといふ欲求もないということだが……。

【去年の今日】桜話§御名残四月大歌舞伎~助六~

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